
膝の障害にも様々なものがあり、使いすぎる事によって痛めたものと怪我で傷めたものに分類されます。
膝の痛み | 北九州市八幡西区折尾の整骨院「ハート鍼灸整骨院 折尾院」
膝の障害にも様々なものがあり、使いすぎる事によって痛めたものと怪我で傷めたものに分類されます。
成長期におけるスポーツ障害の1つで10~15才くらいでよく発症し蹴る筋肉(大腿四頭筋)を使いすぎることによって膝の下の部分にある、脛骨粗面を引っ張り(牽引力)骨が剥がれようとして炎症が起きるものです。
成長期では骨の成長に筋肉の成長が追いつかず、骨の長さに対して筋肉が短い時期があります。
そのために、膝蓋腱が引っ張られて腱付着部で痛みが生じます。
普段から予防のために大腿四頭筋、ハムストリングアキレス腱など足の筋肉の柔軟性を高めるストレッチを行うことが重要です。
オスグッドは特に、サッカーやバスケットボール、バレーボールなどで多く発症します。
オスグッドの症状が出たら競技を中断して、安静にすることが大事です。
軽度のものでは安静にすることで1~2ヶ月で回復していきますが無理をして競技に戻るとまた痛みが出ますので注意が必要です。
電気治療などで膝の周りの筋肉をほぐすことによって筋肉の柔軟性を高めていき炎症部にかかる負担を減らしていきます。
またリハビリや装具療法も効果的です。
その名の通り、ジャンプや着地をしすぎることによって起こるオーバーユース(使いすぎ症候群)で膝の下にある靭帯部分で痛みが出ます。
特にバスケットボールやバレーボールなど、ジャンプを多用する競技に多く発症します。
大腿四頭筋という筋肉は、太ももから膝のお皿を経由して、膝の皿の下に付きます。
このためジャンプや着地など多様すると大腿四頭筋の付着部に牽引力が継続的に働き、膝蓋靭帯(皿の下の靭帯)に炎症が起き、痛みが生じます。
よくジャンパー膝とオスグッドを混合されますが、ジャンパー膝とオスグッドは発症年齢や症状少し違います。
オスグッドは発生年齢が10~15才くらいですが、ジャンパー膝では骨端線(骨の端にある軟骨が骨にかわってゆく境目の部分)が閉じる15才以降で発症します。
またオスグッドでは膝蓋骨の下方にある、脛骨粗面において骨の隆起がみられますがジャンパー膝では骨の隆起が見られることはありません。
通常なら、足を曲げるとお尻に付きます。
しかしジャンパー膝の場合は足を曲げると膝周囲が痛むため、痛みを回避しようとして、お尻が持ち上がります。
これを尻上がり現象といいます。
ジャンパー膝はオーバーユース(使いすぎ)により発症するので基本は安静、ストレッチ、テーピングやサポーターなどの装具療法になります。
施術やリハビリにおいても、まずは疲労した大腿四頭筋をほぐすことが重要です。
練習後の患部のアイシングや、練習前後のストレッチは必ず行ってください。
軽度のものでは、サポーターやテーピングなどを使用しながら練習をすることは可能です。
膝半月板は大腿骨と脛骨のクッションの役割を果たす軟骨組織で 内側と外側に一枚ずつあります。(右の図、赤い部分が半月板)
半月板損傷の特徴は
①若い人のスポーツ外傷として発症しやすい。
②内側半月板損傷が多い。
③慢性のものでは靭帯損傷から続発することもある。
膝を曲げた状態から強く膝を捻った時に(ターンなど後ろを急に振り向く動作)関節の間に挟まれた半月板の一部が引き裂かれて発生する。
これはスポーツで起きることが大部分ですがスポーツ以外でも立ち上がる際や膝を無理に捻った時などに発生します。
半月板を損傷すると通常は歩行困難や、腫れが生じます。
膝嵌頓(膝の屈曲、伸展が不可能となること)、膝関節のクリック(膝を動かすときに音が生じること)関節水腫、膝関節の可動域の制限、歩行困難などが半月板損傷の症状です。
また6割以上の症例で、前十字靭帯や内側側副靭帯損傷を合併するため注意が必要です。
また半月板は軟骨成分なのでレントゲンには写りません。
MRIやCTスキャン、内視鏡で確定診断されます。
半月板は軟骨で出来ているため、保存療法での自然回復には限界があります。
断裂してしまった半月板を薬物やリハビリテーションで改善することはできません。
ある程度重い症状がある場合、手術しかその症状を改善する方法はありません。
ロッキング(膝の完全な曲げ伸ばしが不能)や痛みのひどい、重度のものでは手術の適応となるため整形外科での処置が必要となります。
しかし軽症のものに関しては、多くは保存療法を行い、この場合は装具やテーピングなどで4~6週間の固定になります。
また、膝周辺の筋肉のリハビリを行い筋力低下を防ぎます。
膝の側面には関節の安定を図る側副靭帯というものが膝関節の外側と内側にそれぞれありますが、膝関節が内側や外側に強制されると、側副靭帯を損傷します。
人体の構造と働きの関係から内側の靭帯損傷の頻度が高く外側側副靱帯損傷は、内側側副靱帯損傷ほど受傷率は少なく、また、単独で損傷することはまれで、十字靱帯損傷や半月板損傷などと合併して起こる場合がほとんどです。
近年ではスポーツ外傷として多くみられます。
接触型はコンタクトスポーツで相手が膝の外側から内側へ倒れかかってきた時や、格闘技での打撃や関節技で起こります。
対して非接触型は、方向転換の際に膝が内側に入った状態でグッと踏んばった時に起こします。
固定 | 期間 | |
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Ⅰ度(軽度) |
適切なRICE処置 包帯固定あるいはテーピングまたは厚紙副子 |
1~2週間の固定を行う。 固定期間中は大腿四頭筋訓練を行う。 |
Ⅱ度(中度) |
適切なRICE処置 テーピングあるいはギプスシーネ |
2~3週間の固定を行う。 固定期間中は大腿四頭筋訓練を行う。 |
Ⅲ度(重度) | 手術適応、ギプス固定 | プログラムに沿ったリハビリを行う。 |
腸脛靭帯に炎症が起きている状態を腸脛靭帯炎といい、腸脛靭帯摩擦症候群、ランナー膝、ランナーズニーとも呼ばれます。
ランナーズニーはランニングによる膝の関節周辺の障害全般の総称として使われることもあります。
ランナー膝の場合、上述したO脚(ガニ股)が原因の場合が多いです。
腸脛靭帯炎となると、太ももの外側ばかりストレッチしたりマッサージしたりしますが、根本の改善にはなりませんし、とても不十分です。
股関節、膝関節、足関節のアライメントや、走行時の使い方など脚部全体を見ることが大事になります。
筋膜のラインで言えばラテラルライン(LL)や腓骨へのアプローチが必須となります。
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